電波が作った電波ブログ。
最近はタオルケットをもう一度、東方弾幕風にはまり中。現在画力向上訓練中、その他プログラミングとかいろいろ。
- Twitter: Jean_Coc_Teau
- 読書メーター
ちなみに名前は「じゃんこくとう」と読む。
The Sumo Knights of Eastern Calculus Official Blog, for All Trained Cats.
全ての訓練された猫たちに贈る暗黒電波。
もしかして: 東方算法騎士団
作成日: --年--月--日
作成日: 2011年07月10日
FC2ブログのテンプレートを自作したはいいものの、広告関係のバグが修正できてないので更新を放置している間に表示がすごいことに・・・。なかなか修正する暇がないので記事だけ更新して根本解決は先送りにしよう(笑)。
Pixivに絵の投稿を始めて、というか絵を描くようになって数ヶ月。絵のアイデアはいろいろとあるものの、なかなか画力がなくて完成しない。マウス絵だとペンタプのように線画だけで雰囲気を出すのがなかなか難しいので(画力がある人ならそんなこともないかも)いろいろ試行錯誤中です。
他の方のお絵かき配信なんかを見てると、自分の知らない表現方法がたくさん分かってすごく勉強になりますね。
特に陰影の付け方をもっと勉強したいなぁ。陰影を付けているといまいちメリハリがない感じに仕上がってしまうのをどうにかしたい。
思い出してみると、多分小学生のときに勉強した陰影法がほとんどそのまま今の形になっていることに最近気付きました。
陰を付けて物体を立体的に見せる方法ですけど、油絵の肖像画とかならともかく単純なイラストには不向きかも。
とりあえず今一番はまっているタオルケットシリーズなんかを中心に投稿していきたいです。
作成日: 2011年05月03日
『ですぺら(ロマンアルバム)』発売おめでとうございます!!私も急いで買ってきました。
ここ数年はlain関連の話題が多いですね。『ですぺら』の企画だけでなく『serial experiments lain』がBlu-ray化されたり、BD発売記念イベントが行われたり、またシナリオブックの『scenario experiments lain』が復刊されたりなど。
私の中でも『serial experiments lain』というのは特別な作品の一つです。lainの製作スタッフである安倍吉俊さん、小中千昭さん、中村隆太郎さんの三名が再集結し、『ですぺら』という新企画がスタートするという話を聞いたときはすごく驚きました。公式blogは→ 『ですぺら』(多分)公式ブログ。
アニメージュというアニメ誌で『ですぺら』の小説が連載され、連載当時は毎月買ってました。マクロスやけいおん、BASARAなど、アニメキャラの顔がでかでかと表紙になっている雑誌を買うのはちょっとばかし恥ずかしいなと思いつつ・・・。
大正時代末期、関東大震災によって崩落した浅草十二階こと凌雲閣。『ですぺら』は、浅草十二階の地下に作られた機械だらけの部屋に暮らす二人・・・未来を見ることのできる装置を覗く男と「あいん」と呼ばれる不思議な少女の物語です。ストーリーは『serial experiments lain』とは特別繋がりがあるわけではないようですが、その設定や雰囲気はまさに大正版lainと言えるかと思います。PS版lainを知っている方が読めば、何かアッと思うものがあることでしょう。
『serial experiments lain』における玲音という存在がそうであったように、『ですぺら』のあいんの、実体をつかみきれないミステリアスさにはすごく惹かれます。歴史上の人物名も多く出て来るので、もっと大正期の日本史に詳しければいっそう楽しめるんだろうな。私は頭がほぼ理系なので歴史関連は苦手・・・。
小説とは別に掲載されていた、安倍さんによるあいんのネタイラストも毎回楽しませて貰っていました。
そういえばアニメージュ連載当時は「男」の名前は明らかではありませんでしたけど、ロマンアルバムになって名前が決定したようですね、「竹下公毅」と。きみたけ、ひろたけ、きんたけ、ひろき、こうき・・・いくつかの読み方があるけど一体どれかな?
もともとこの企画はアニメ化を目指して始められたものですが、中村監督が体調を崩されたことでアニメ化計画は凍結されるらしく少し残念です(いつの日か再始動することを願いつつ・・・笑)
今回の本とは別に、電子書籍化の企画もあったようですが、『ですぺら』のようなコンテンツを表示できる広い互換性を持った媒体というものがないためにこれも上手く進んではいないようです。
lainファンは海外にも多いので、『ですぺら』アニメ化に期待している人は少なからずいるみたいです(電子書籍は英語版も出す計画だったとか)。英語版Wikipediaに『Despera』の記事が日本語版に先行して出来ていたのには笑ったなぁ(Wikipedia(ja): ですぺら、Wikipedia(en): Despera)。
『ですぺら』がどうなるのかは分かりませんが、中村監督の体調のご快復をお祈りします。
他の『serial experiments lain』、『ですぺら』関連の記事はこちら。
作成日: 2011年05月01日
明日の記憶が、未来の記憶が混在しているの。 ―― 『serial experiments lain』PlayStation版
月刊アニメ誌「アニメージュ」で連載されていた、小中千昭、安倍吉俊、中村隆太郎というserial experiments lainのスタッフによる新企画「ですぺら」。つい先日書籍として発売され、私も発売日に早速買ってきました(小中千昭、安倍吉俊「ですぺら(ロマンアルバム)」)。
感想は後日書くつもりなのですが、その前に・・・。以前、ネットで「ですぺら」関係の情報を探していたとき、「『ですぺら』正誤表」なるものを見つけました。実はどうやら今回発売された「ですぺら(ロマンアルバム)」の小説部についての正誤表だったようです。なぜ発売前にそんなものがネットに転がっていたのかは不明・・・。正誤表を掲載していたサイトはいつの間にか消えてしまったみたいなのですが、勿体ない気がするので以下に転載しておきます。
小中千昭、安倍吉俊著『ですぺら』小説部の正誤表を以下に記す。
『ですぺら』正誤表 ページ・行 誤 正 備考 p.43 l.16 凌雲閣(りやううんかく) 凌雲閣(りよううんかく) p.43 l.17 當初(とうしよ) 當初(たうしよ) p.43 l.19 買える 買へる (2) p.43 l.32 真當(まつたう)う 真當(まつたう) p.43 l.38 始められるとふ 始められるといふ (1) p.43 l.39 臭い 臭ひ p.43 l.43 絡ませている 絡ませてゐる (6) p.44 l.7 漸(ようや)く 漸(やうや)く p.44 l.10 〈あいん〉という 〈あいん〉といふ (4) p.45 l.2 置かれている 置かれてゐる (6) p.45 l.6 点らせているのだが 点らせてゐるのだが (6) p.45 l.17 見ゑた 見えた (5) p.45 l.19 見ゑなくも 見えなくも (5) p.45 l.25 招聘(しやうへい)して 招聘(せうへい)して p.45 l.28 教えてあげるの 教へてあげるの (2) p.46 l.6 ゐやうものなら ゐようものなら (10) p.46 l.16 ラジヲ局 ラヂオ局 p.46 l.16 出來ておらず 出來てをらず (7) p.46 l.17 發(ほつ)する 發(はつ)する (1) p.47 l.14 憤(いきどお)つて 憤(いきどほ)つて p.47 l.29 笛小路公寧(ふえのこうじきみやす)子爵 笛小路公寧(ふえのこうぢきみやす)子爵 p.47 l.35 怖ひ 怖い (9) p.47 l.44 聲(こえ) 聲(こゑ) p.48 l.8 殺されている 殺されてゐる (6) p.48 l.9 重苦しひ 重苦しい (9) p.48 l.16 言い難さうに 言ひ難さうに (4) p.48 l.21 調べてはみやう 調べてはみよう (10) p.48 l.21 範圍(はんい) 範圍(はんゐ) p.48 l.23 もらおうか もらはうか (4) p.48 l.26 聞いていた 聞いてゐた (6) p.48 l.27 鐵道(てつどう)職員 鐵道(てつだう)職員 p.48 l.29 話している 話してゐる (6) p.48 l.40 歸(かえ)らず 歸(かへ)らず p.49 l.4 附けている 附けてゐる (6) p.49 l.9 狼狽え 狼狽へ (2) p.49 l.23 思う 思ふ (4) p.49 l.38 追い出されては 追ひ出されては (4) p.49 l.43 見ていた 見てゐた (6) p.50 l.17 使う 使ふ (4), (11) p.50 l.27-28 云おふ 云はう (4) p.50 l.40 非道ひ 非道い (9) p.51 l.7 吹いている 吹いてゐる (6) p.51 l.7-8 聞こへなくなる 聞こえなくなる (2) p.51 l.15 呟ひた 呟いた (8) p.51 l.16 仰ひましたか 仰いましたか (8) p.51 l.27 覺へてゐたね 覺えてゐたね (3) p.51 l.31 聞き覺へ 聞き覺え (3) p.51 l.44 捕まへやうと 捕まへようと (10) p.52 l.5 考え込んでゐる 考へ込んでゐる (2) p.52 l.6 似ていた 似てゐた (6) p.52 l.7 御勘辨(ごかんべん)下さひ 御勘辨(ごかんべん)下さい (8) p.52 l.11 聞こへなく 聞こえなく (3) p.52 l.13-14 言い聞かせやうと 言ひ聞かせようと (4) p.52 l.21 傾けやうと 傾けようと (10) p.52 l.27 違い無い 違ひ無い (4) p.52 l.30 違いない 違ひない (4) p.52 l.31 そう さう p.52 l.32 思はせやうと 思はせようと (10) p.53 l.2-3 言えば 言へば (4) p.53 l.10 勢いさえ 勢ひさえ (4) p.53 l.31-32 書かふと 書かうと (11) p.53 l.32 違ひ無ひ 違ひ無い (9) p.53 l.33 消へ去つて 消え去つて (3) p.53 l.36 考えてゐた 考へてゐた (2) p.53 l.38 無ひものの 無いものの (9) p.54 l.5 いたもの ゐたもの (6) p.54 l.22 耳打ちし合い 耳打ちし合ひ (4) p.54 l.23 漂はわせて 漂はせて (1) p.54 l.30 向ひた 向いた (8) p.54 l.41 見つめていた 見つめてゐた (6) p.55 l.2 答えた 答へた (2) p.55 l.3 亂暴(ろんばう)な 亂暴(らんぼう)な (1) p.55 l.17 四角關係(かんけい) 四角關係(くわんけい) p.55 l.43 向かう 向かふ (4) p.56 l.43 間違いなく 間違ひなく (4) p.57 l.7 聞こへて 聞こえて (3) p.57 l.32 見ゑる 見える (3) p.57 l.37 豫想(よそう) 豫想(よさう) p.57 l.37 關心(かんしん) 關心(くわんしん) p.57 l.38-39 云い囘つて 云ひ囘つて (4) p.57 l.41 大本(おおもと)教 大本(おほもと)教 p.57 l.43 捕まえられるのなら 捕まへられるのなら (2) p.58 l.9 證據(しやうこ) 證據(しようこ) p.58 l.13 聞いていた 聞いてゐた (6) p.58 l.27 追い掛けて 追ひ掛けて (4) p.58 l.32 覚へて 覚えて (3) p.58 l.43 支配しやうと 支配しようと (10) p.58 l.43 考える 考へる (2) p.58 l.45 慥實(くわくじつ) 慥實(かくじつ) p.59 l.12 慥立(くわくりつ) 慥立(かくりつ) p.60 l.9 見失いさうに 見失ひさうに p.61 l.45 入れやうと 入れようと (10) p.61 l.45-46 違いない 違ひない (4) p.63 l.2 いう いふ p.63 l.6 作り續けており 作り續けてをり (7) p.63 l.7 蒸氣壓(じやうきあつ) 蒸氣壓(じようきあつ) p.63 l.11 振り向ひた 振り向いた (8) p.65 l.27 覆われて 覆はれて p.65 l.27 そう さう p.65 l.31 くらい くらゐ p.65 l.35 會わせやうと 會わせようと (10) p.65 l.40-41 識ツテイマス 識ツテヰマス (6) p.66 l.23 イウ イフ (4) p.66 l.33 オオモトシンユ オホモトシンユ p.66 l.35 大本神諭(おおもとしんゆ) 大本神諭(おほもとしんゆ) p.66 l.36 継ひだ 継いだ (8) p.69 l.32-33 出來ていなかつたのである 出來てゐなかつたのである (6) p.69 l.40 這い出て 這ひ出て (4) p.69 l.41 覚えている 覚えてゐる (6) p.70 l.1 半壊していた 半壊してゐた (6) p.70 l.11 いう いふ (4) p.70 l.15-16 聞こへて 聞こえて (2) p.70 l.20 就中(なかんずく) 就中(なかんづく) p.70 l.20 流している 流してゐる (6) p.70 l.36 近づかふと 近づかうと (11) p.71 l.14-15 覗いてやらふと 覗いてやらうと (11) p.72 l.1 思いついた 思ひついた (4) p.72 l.22 連れていませんでした 連れてゐませんでした (6) p.72 l.26 呼んでおられましたが 呼んでをられましたが (7) p.72 l.33 會いましたが 會ひましたが (4) p.73 l.4 いない ゐない (6) p.73 l.11 設えて 設へて (2) p.73 l.31 進んでいる 進んでゐる (6) p.73 l.33-34 漂はせており 漂わせてをり (7) p.74 l.4 集まつている 集まつてゐる (6) p.74 l.12 椎名町(しいなまち) 椎名町(しひなまち) p.74 l.18 違いは 違ひは (4) p.75 l.2 思い込んで 思ひ込んで (4) p.75 l.14 想い 想ひ (4) p.75 l.14 とうとう たうとう
- (1) 歴史的仮名遣いの間違い以外の誤字・脱字
- (2) ハ行上一段活用動詞
- (3) ヤ行上一段活用動詞
- (4) ハ行四段活用動詞
- (5) ヤ行四段活用動詞
- (6) 動詞「ゐる」の活用形
- (7) 動詞「をる」の活用形
- (8) イ音便化した語
- (9) 形容詞
- (10) 助動詞「よう」の活用形
- (11) 助動詞「う」の活用形
- ※(2)から(5)は、複合動詞となったものや名詞化された動詞等も含む
以上です。主に歴史的仮名遣いの誤りをチェックしたものみたいですね。
そういえばですぺらの最後のページを見ると“2011年5月10日 初版発行
”っていう未来の日付が書かれていますし(買ったのは4月28日)、発売前に正誤表が出現したとしても不思議ではないのかもしれませんね。
作成日: 2011年04月02日
Amazon.co.jp(アマゾン)の本の商品ページに読書メーターへのリンクを表示するGreasemonkey用のユーザースクリプトを作成しました。FirefoxとChromeで動作確認済みです。
読書メーターは読みたい本や読んだ本などを登録・管理できるサイトなのですが、ネットで見つけた本を登録するには、サイト内で同じ本を検索する必要があり不便さを感じていました。今回作ったスクリプトはAmazon内で本を見つけたときに、読書メーターの同じ本のページに簡単に移動するためのリンクを表示するものです。次の画像のように、Amazonの商品ページ右メニューの下部に読書メーターへのリンクアイコン(赤丸部分)が表示されます。
ダウンロードは以下からどうぞ。
読書メーターはASINというAmazonの商品コードを利用しているので割と簡単に作ることが出来ましたが、Amazon以外の書籍販売サイトから読書メーターを開くスクリプトは簡単には作れないかも。
ちなみに読書メーターは読みたいと思った本や読み終わっていない本、読書の感想などを一元管理できたり、同じような趣味の人が登録している本を探せたりといろいろ便利なサイトですので、読書好きな方にお奨めです→読書メーター - あなたの読書量をグラフで管理。
補足、GreasemonkeyはFirefoxにユーザースクリプトを追加するためのアドオンです。使い方が分からない方はGreasemonkey入門 〜よくわかるグリースモンキーの使い方 〜を参考にしてください。
Chrome版のGreasemonkeyはGreasemonkey - Google Chrome まとめWikiが参考になります。
他に公開しているGreasemonkeyスクリプトはタグ検索: Greasemonkeyからどうぞ(Chromeでは動作確認していないものばかりですけど)。
作成日: 2011年03月06日
先日、脳機能科学者・苫米地英人氏の著書「あなたは常識に洗脳されている」を読みました。人々を洗脳している様々な常識を切るというのが本書の趣旨。科学的知識から社会問題まで広い範囲の常識を扱っています。
今回はその一つ、4章の「環境問題 ― 環境問題は二酸化炭素の増加だ → 本当に深刻な問題は、酸素不足」について取り上げたいと思います。
科学をちゃんと勉強していた人にとって、大気中の酸素濃度が約21%なのは常識かと思いますが、本書ではそれは遠い昔の話になりつつあり、酸素濃度は激減していると指摘しています。以下本文からの引用。
今、東京都の酸素濃度は、何%くらいだと思いますか?
小学生のころ、大気の5分の4が窒素で、5分の1が酸素と教わったと思います。
2010年度の理科年表によると、大気中の窒素濃度は78%、酸素濃度は21%あります。
しかし、それは遠い昔の話になりつつあります。
今でもアマゾンなどの熱帯雨林の地域では、酸素濃度が20%くらいのところはあるかもしれませんが、全世界で平均すると20%を切るのではないかといわれています。先進国の都市部だけで言えば、15%くらいでしょう。
そして、東京都内の酸素濃度は、13%くらいしかない可能性さえあります。
― (中略) ―
問題なのは、実は二酸化炭素の増加ではなく、酸素濃度の減少だったのです。
な・・・・なんだってー!!?
酸素濃度やばいんじゃないの?と思った方は少しは情報を疑った方がいいかも。
それなりに科学の知識を持った人、あるいは窒息性ガスなどを研究や業務で扱われている方なら、この情報の疑わしさはすぐに見抜けるかと思いますが、こんな話は大嘘、デタラメも良いところです。基本的に都市部、森林部に関係なく現在の大気の酸素濃度は約21%に保たれています。
室内でアルゴンや窒素のようなガスを扱う部屋には窒息事故を防ぐための酸素濃度計が設置されていますが、通常は21%を指し示しているはずです。警報の基準値は計器によって異なりますが酸素濃度が18%、19%ぐらいを下回るようなことがあればアラームが鳴り響きます。実際、私自身、(とある都市部某所の)酸素濃度計が20.9-21.0%の間から外れるのは見たことがない(笑)。東京の酸素が20%を切っていることはまずないはずです。
ちなみに酸素濃度が18%を切るような環境は労働安全衛生法の規制対象になっています。以下は労働安全衛生法に基づいて定められた酸素欠乏症等防止規則からの抜粋です。
第二条 この省令において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
一 酸素欠乏 空気中の酸素の濃度が十八パーセント未満である状態をいう。
第五条 事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させる場合は、当該作業を行う場所の空気中の酸素の濃度を十八パーセント以上(第二種酸素欠乏危険作業に係る場所にあつては、空気中の酸素の濃度を十八パーセント以上、かつ、硫化水素の濃度を百万分の十以下)に保つように換気しなければならない。ただし、爆発、酸化等を防止するため換気することができない場合又は作業の性質上換気することが著しく困難な場合は、この限りでない。
酸素濃度15%が本当なら都市部は常時酸素欠乏環境ということに・・・。
また本文から引用します。
もし、空気中の酸素濃度が減少してしまうと、どうなるでしょうか?
簡単に言えば、十分な酸素を身体の中に入れることができなくなるということです。
脳に十分な酸素が行き渡らなくなり、脳に障害が発生する可能性が高まるのです。最近、うつ症状の患者が増えていますが、大気中の酸素濃度の減少は脳内のドーパミン、セロトニンの量を減らしますから、その原因の一つであると、私は考えています。
ちなみに、酸素濃度が10%を割ってしまうと、少なくとも人間は生きていくことができません。人類は滅亡してしまうのかもしれないのです。
私たちが早急にしなければならないのは、二酸化炭素の排出量を減らすことではなく、酸素を作り出すことなのです。
自称・脳機能科学者であるなら、13%や15%という低酸素状態が何を意味しているのかぐらい分からないのかな。人は酸素濃度が16%を切ったあたりから自覚症状が現れます。適応できなくもない濃度かもしれませんが、地球の酸素濃度が短期間で数%も低下するというのは現実的ではなく(後で説明)、科学者なら真っ先に疑いを持つべき情報です。酸素濃度13%の1気圧の空気とは、高度3800 m付近での酸素濃度21%の空気が示す酸素分圧に相当するものです。
ちなみに酸素濃度が減少していること自体は最近の研究で確認されています。化石燃料を利用した分だけ大気中の酸素は消費されますからね。ただしその減少はパーセント(百分率)ではなくppm(百万分率)オーダーでの話です。
最近になって酸素濃度の微細な変化の分析が可能となり、年平均で約4 ppmずつ減少していることを国立環境研究所が報告しています(大気中酸素濃度の減少量から二酸化炭素の陸域生物圏吸収量の推定に成功)。21%とは210,000 ppmのことですから変化としてはごく僅かなもので、健康への影響は無視できるでしょう。
波照間島及び落石岬における大気中の酸素濃度(青)及び二酸化炭素濃度(赤)の観測結果
もう少し以前からの酸素濃度の観測データとして、R. F. Keelingらの観測データも載せておきます。データはThe (Ralph) Keeling Curveから(グラフの縦軸は酸素/窒素比の変動を表し、4.8 per megが酸素濃度約1 ppmに相当します)。
1989年から2006年の間に360 per meg(約75 ppm)の減少、つまり1年あたり約4.2 ppmの変化ということなので、このペースで酸素濃度が下がるとしても1%低下するまでに2000年以上の期間が必要になりそうです。
あと、こんなことも書いてありました。
ミトコンドリアとは、ほとんどの生物の細胞に含まれる細胞小器官で、「酸素呼吸の場」とされています。
私は、ミトコンドリアは地球外生物だと思っています。なぜなら、太古の生物にとって酸素は猛毒だったわけですから、通常のDNA(核ゲノム)の進化では、酸素は猛毒のままだからです。
おそらく太古の海で、地球外生物であるミトコンドリアが地球上の生物のDNAと共生することで、新しい生物の細胞ができあがったのではないかと私は推測しています。
さらっと凄いことを言ったような・・・。酸素が毒であるからと言って、それを利用できる機構が生まれない理由にはならないと思うんだけどな。まあ地球上の最初の生物は地球外から何らかの形で運ばれたとする説も否定はされてはいませんが。
参考までに、人類の化石燃料の利用によってどれくらい酸素が消費されるのかを計算しておきたいと思います。
化石燃料の燃焼で消費される酸素量は重量比で1.3倍から2倍程度です。一方、文部科学省の「平成12年版科学技術白書[第1部 第1章 (2)」の「第1-1-9図 世界の化石燃料消費量の推移」を見ると、人類が2000年までに消費した化石燃料は目分量ですが約4000億トンぐらい。よってこれまでの化石燃料とともに消費された酸素は7000億トン前後ということになります。一方大気の総量は約5100兆トン(地表面積と気圧から計算)ですから、大気中の酸素の総量は1200兆トンです。大気の酸素量に比べると化石燃料で消費された酸素というものは僅かな量にすぎないことが分かります。これでは0.1%も酸素濃度を変化させることはできないでしょう。
産業革命以降の二酸化炭素の上昇が約100 ppm(0.01%)であるのに対し、酸素濃度は数%も減少しているという説を聞いて、桁が違いすぎることに疑問を持たなかったのでしょうか。苫米地氏は頭のいい人ではあるけど、脳機能科学者、それ以前に科学者を自称するにしては科学的知識の致命的な間違いや科学的考察力の不足が目立ちます。
実際のところ苫米地英人氏のカーネギーメロン大学での専攻は計算言語学で、過去の論文もその分野のものばかり。一方で脳科学という分野での研究や成果は見あたりません。結局のところあくまで自称・科学者、自称・脳機能科学者なのかな。
他にも温暖化問題やオゾン層破壊、電磁波、有機栽培などの常識の間違いを取り上げていますが、それなりに正しい情報もあれば、憶測や間違いも多々見られます。
「あなたは常識に洗脳されている」によれば、オゾンホールの問題が最近取り上げられなくなったのは手の打ちようがなく儲からないからで、そのうち紫外線量が増えて地球上の生物のほとんどは生きられなくなるのだそうです。よく調べれば分かることですが、オゾン層の観測は今も続けられているし、最近ではフロンガス規制に伴ってオゾン層の減少も2000年頃から停滞していることが報告されています(気象庁 - オゾン層観測報告:2009 [第II部 第1章]「世界のオゾン層」)。
常識を疑うという苫米地氏の立場としては調査不足だと思います。根拠となる具体的なデータも欠けているし、どこかで聞きかじった情報をそのまま本にしただけなのではないかという印象を受けました。
聞いた話を真面目に信じてしまうタイプの人には「あなたは常識に洗脳されている」はお薦めできません。「あなたは常識に洗脳されている」に洗脳されては本末転倒ですから。
本書に限らず、苫米地氏はこの酸素濃度低下説をあちこちで流布しているようです。苫米地氏の講演の様子をYouTubeで見ることができました(アマゾン第一位作家大集合1/2、2009年10月31日の投稿動画)。
― (以下動画中1:43-2:45より) ―
皆さん知らないと思うけど、銀座や私のいる六本木あたりの酸素の空中の濃度は12、13%ぐらいです。
皆さん中学・高校のときに、大気圏の酸素濃度は25%って学んだでしょう。それは嘘っぱち。アマゾンの奥地でも行かない限りは、今地球の酸素濃度ははるかに減っている。おそらく、ニューヨークや東京みたいなところは十数%台。
おそらくこのままいくと、酸素不足の方がはるかに大きな問題である。でもなぜかCO2の方の問題ばかりしている。酸素が少なくなると何がなくなるかっていうとまずドーパミンが出なくなるのね。ドーパミンが出なくなるとどうなるかってセロトニンが出なくなるのね。もちろんプロの精神科医の方もさっきいらっしゃったけど、当然の結果としてうつになります。酸素が少ないとうつになるのね。今都会でこれだけうつ病が増えているのは単純に空気中の酸素濃度が低いからかもしれないのね。はるかに大きな問題です。(以下略)
こうしてニセ科学が広まっていく・・・。データもなしにうつ病の原因と考えてしまったり、それなりに影響力のある人物がこうした間違いを垂れ流しているというのは見過ごせないように思います。
そもそも25%と習った人はいないはず。古い教科書を国会図書館のデジタルライブラリーから探してみました。以下は明治3年(1870年)のヘルマン・リッテル氏の著書「理化日記 [第1冊]初編巻之1」のページ19/45からの引用です。
大氣ハ酸素窒素ノ混合物ニシテ積ヲ以テ之ヲ測レハ其百容ハ酸素二十一容窒素七十九容成リ重サニ由レハ酸素二十三分窒素七十七分ヲ以テ其百分ヲナスナリ
要するに大気の21%が酸素、79%が窒素であり、重量比では23%が酸素、77%が窒素と書かれています。つまり少なくとも明治の初期には酸素濃度は21%として知られていたわけです(ちなみに体積比で約0.93%、重量比で約1.3%を占めるアルゴンの発見は1894年のことです)。日本人が酸素濃度を25%として習っていることは多分ないでしょう。苫米地英人著「夢が勝手にかなう「気功」洗脳術〜脳科学から見た「気功」の正体【覚醒CD付】」のAmazon.co.jpにあるレビューによれば「学校の教科書で、酸素の濃度は25パーセントと習ったと思います。
」と書いてあるそうなので、言い間違えたわけでもなさそう。
どこからこのような間違った知識を覚えたのかは定かではありませんが、100年ほど前の酸素濃度は25%だった(数字にはばらつきがあります)という話が、主に酸素バーや高濃度酸素水(有効性に関してはほぼニセ科学扱い)などを扱うサイトでしばしば見られます。「100年前は25%だった酸素濃度が今は低下しているため現代人は酸素不足である」というのが酸素バー・高濃度酸素水の宣伝文句です。
苫米地氏はこうした情報に“洗脳”されてしまったのかもしれませんね。高濃度酸素水の有効性が疑わしいことが話題になった時期よりも前から「昔は酸素濃度25%」説はあったようです。科学者がこのような情報を簡単に鵜呑みにして、しかも自ら大々的に流布に荷担しているというのは困った話だと思います。
ちなみに高濃度酸素水ですが、そもそも酸素というものは二酸化炭素などと比べて水に溶けにくい物質です。高校化学の知識があれば計算できますが、通常の数倍、数十倍の量を溶かし込んだ高濃度酸素水を500 mL摂取しても、せいぜい数回の呼吸分の酸素しか補給できません。
歴史を遡ると、酸素濃度の測定は質量保存の法則の発見者Lavoisierが1770年代に行った実験が最初とされているようです。いろいろ探してみたものの、具体的に酸素濃度はどの程度として報告していたかまでは確認できませんでしたが、Henryの法則で知られるW. Henryの化学書「Elements of Experimental Chemistry」の第8版(1818)が出版されたころには、以下のように酸素が21%であることは知られていたようです。
With this deduction, atmospheric air loses pretty accurately 21 parts out of every 100; and contains, therefore, 21 per cent. of oxygen, and 79 of azote by measure.
ただし初版でどう書かれていたかまでは確認できませんでした。「Elements of Experimental Chemistry」の初版が出版されたのは1799年ですが、これが何度かの翻訳・増補を経て日本に伝わり、宇田川榕菴によって化学書「舎密開宗」として天保8年(1837年)に出版されています。以下「舎密開宗 内編 巻2」より。
按ニ大氣ノ成分諸家ノ測量小異同アリ蘇氏舍密ニ據バ容ヲ以テ測ルニ酸素瓦斯二十一分窒素瓦斯七十九分
本篇及ヒ合藥舍密ニ約ノ酸素瓦斯四分ノ一、窒素ガス四分ノ三トス
量ヲ以テ測ルニ酸素二三零九窒素七六九一ニ成ルト云フ
これによると酸素濃度は21%とする説の他、四分の一とする説もあることが書かれています。舎密開宗は何度かの翻訳・増補を経由して書かれたものですが、宇田川榕菴自身いくつもの他の化学書を元に増補を行っています。例えば、引用文中の「蘇氏舎密」とはF. van Catz Smallenburg著「Leerboek der Scheikunde」(1827-1833)、「合藥舎密」とはJ. B. Trommsdorff著「Leerboek der Artseneimengkundige, Proefondervindelijke Scheikunde」(1815)を指すようです。
昔の酸素濃度は25%だった説はこの辺りから来ているのかも?
「Elements of Experimental Chemistry」の初版において酸素/窒素濃度は四分の一/四分の三と書かれていたのか、それとも翻訳・増補の過程で21%/79%から四分の一/四分の三に書き換えられたのかは調査中。でも見つけるの大変そうだなぁ・・・。
苫米地氏は常識を疑えといいます。確かに常識の中には間違ったものも多く存在し、安易に鵜呑みにはできません。しかし、常識は間違いだとする説にもしばしば間違った説が存在しています。
個人的に昔からよく思うのは「注意が必要なのは、一見すると筋が通っているかのような主張」だということです。筋が通っているとつい信じてしまいがちですが、実は単に自分の説に都合のいい情報だけを選んでいるだけというケースは少なくありません。例え筋の通った話でも、一般的な主張であれ、それらに対する批判的な主張であれ、安易に鵜呑みにはしないほうがいいでしょう(無論、この記事自体も例外ではありません)。
できれば反論が存在しないかを調べたり、より専門的な人の意見を確認した方がいいように思います。ただし本当に専門家なのかという注意も必要ですがね。例えば脳機能科学者・苫米地英人氏のような・・・。
電波が作った電波ブログ。
最近はタオルケットをもう一度、東方弾幕風にはまり中。現在画力向上訓練中、その他プログラミングとかいろいろ。
ちなみに名前は「じゃんこくとう」と読む。